ドライバーの水分補給とヘルメットの秘密
F1ドライバーがドライビングする時には、水分補給の為にヘルメット内部にストローがあり、それを吸うことで水分補給ができるようになっています。
ストローは、ヘルメットの下部に刺さっていて、チューブが膝の下くらいまできています。
ドリンク材は、水筒というよりは、点滴のビニール袋みたいな物に入れられて、膝下のところにおいてあります。(チームによっては、置く場所がまちまちですが。)
時にはこの水筒も外気温などの影響で温度が上昇し、ホットドリンクになってしまうこともあります。そのため、水やスポーツドリンクがほとんどで、中には紅茶を入れておくといった、もの好きなドライバーもいるようです。
レース中は心拍数が200を超え、強烈なGと戦っていますから、体力の消耗と、発汗はものすごいものがあります。水分の補給は必要不可欠ですね。
ウィリアムズが1993年に「DRINK」というサインをデーモン・ヒルに送ったことがあります。「水分補給をして気分を落ち着かせろ」という意味だったのか、まあ真相は分かりませんが。チームが飲むように指示を出すこともあるんですね。
それから、ヘルメットの真ん中の透明部分(目の部分)には、レース中は「捨てバイザー」と呼ばれる、特殊なフィルムを何枚も重ねて付けています。
レース中は、普通の車と違って、フロントガラスがありませんから、風の抵抗やゴミの抵抗や雨水など、ものすごく影響を受けます。
特にすぐ前に車がいるときは、エンジンオイルが少しずつ飛んできたりします。そうするとヘルメットに付着して、視界が悪くなります。
タオル等で拭いてもいいのですが、オイルだとなかなか落ちませんし、拭いたら余計に伸ばすだけで逆に見えにくくなったりします。
そこで、薄いフィルムを貼っておけば、視界が悪くなったときにぺロッっと一枚剥がせばいいわけです。
何枚重ねても視界が悪くならない様に、特殊な構造をしています。たまにバイザーを使いすぎて無くなってしまい、ピットでヘルメットを拭いてもらってる人もいますね。
この捨てバイザー、実は捨てたバイザーが他の車のサイドポンツーンの中に入り込んでしまって、ラジエターにうまく空気が入らず、オーバーヒートしてしまった、なんてことも過去にはありました。
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