給油

F1の世界では給油の単位は、リットルではなく、キロで量っています。
まず一番気になるのが、ホースが一本しかないということです。普通のガソリンスタンドでは、給油口にホースを差し込みますが、F1の給油では、給油口にホースをがっちりとはめ込みます。
がっちりとはめ込むということは、ガソリンを入れる時に、タンク内に残っている空気の逃げ場が無くなってしまいます。
実はF1の給油ホースは、二重構造になっていて、ガソリンを送る管と空気を吸い込む管の二種類になっています。   
なぜがっちりはめるのかというと、ものすごい圧力でガソリンを押し込み、また空気を吸い込むからです。   
ていうのも、ピットインは6秒から10秒くらいですから、その間に何十キロもの燃料をいれなければならないわけです。 
それでものすごい圧力が必要になり、がっちりとはめて給油するんですね。   
オートバイのレースでは、給油用の太いホースと、空気吸引用の太いホースの2種類をタンクにはめ込むようになっていて、見た目も分かりやすいです。
F1のホースは一見1本のように見えて、実は二重構造だったんですね。   
1990年代に給油が復活した際に、最初は給油口がむき出しの状態で、ホースをカチっとはめると口に穴が空いて燃料が取り込まれる仕組みでした。   
現在は給油口に蓋ができて、ドライバーが入ってきた時にドライバーがボタンを押して、給油口の蓋を開けるようにしています。   
ピットレーンには速度制限があるため、実際には速度制限をするボタンと給油口の蓋を開けるボタンは連動していて、ボタン一つで両方が作動するようにしているチームがほとんどです。   
たまにピットの速度違反でペナルティを受ける選手がいますが、これは速度制限ギリギリのところでスイッチを押すからです。(コンピュータのプログラムミスというのもたまにありますが。)   
少しでも早くピットを出たいわけですから、みんなギリギリのことをやるわけですね。   




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