F1エンジンの歴史
1950年に始まったF1は、1951年まで4500ccNAエンジンか、1500ccターボエンジンでした。ターボの方が強く、アルファロメオの圧勝という幕開けでした。
1952年と1953年は、F1ではなくF2でワールドチャンピオンを争い、エンジンはNAで2000cc、またはターボで500ccでした。
1965年からはNAで2500cc、またはターボで750ccとなり、馬力では250馬力くらいでした。
1961年になり、再び規制が敷かれ、ターボは禁止、NAで1300cc以上1300ccCC以下となりました。馬力は180馬力くらいまで落ちることとなりました。
現在のエンジンの基礎は、1966年のレギュレーション改定で形作られたといっていいでしょう。NAエンジンの排気量が3000cc以下と決められました。
この当時、最高出力は400馬力で、80年代に入り、ようやく500馬力を超えました。しかし80年代中盤になってもこれ以上は思うように伸びず、その後のターボエンジンへメーカーの目が移っていきました。
それまでもターボエンジンは許可されていましたが、世の中ではどちらかというとNAエンジンに目が行っていて、ターボの技術向上も伸び悩んでいました。
1986年には逆にNAエンジンが禁止され、一気にターボエンジンへと時代が移っていきました。が、ターボエンジンは上限が1500ccでしたが、あまりにもパワーが増え、メーカーによっても差が出てきた為、1987年からはNAエンジンが3500cc上限で復活し、NAとターボの両立で推移しましたが、あまりにもターボエンジンの出力が大きくなった為、1988年をもって禁止となり、NAエンジンだけとなりました。
ただ、1980年代後半からエンジンの技術向上は留まることを知らず、1990年には700馬力となり、1993年には800馬力となりました。
その後特殊燃料の禁止、1995年には3500CCから3000ccに上限が変更された為、一時的に馬力が落ちましたが、結局2000年には800馬力を超えることになりました。
2005年現在のエンジンは、実に900馬力前後となっていて、2006年から3000CCからさらに2400ccにまで上限を抑えることになりました。結局V10エンジンも2005年で終わり、2006年からは2400CCV8となりました。
次に回転数をみてみると、1966年頃は10000回転前後で、1980年代になってようやく12000回転にまで上昇しました。
その後も回転数の伸びはすさまじく、2002年には18000回転となり、2005年では19000回転に肉薄しました。
そして2006年にはエンジンがV8になったため、パワーダウンを余儀なくされました。しかしF1エンジンの進化はすさまじく、V8になって軽くなり、重心もコンパクトになったため、コーナーリングのスピードが上昇するという結果をもたらしました。
2006年には回転数は20000回転まで上昇しました。エンジンの開発がとどまることを知らないため、2007年にエンジン開発が凍結され、リミッターとして19000回転という上限が設けられました。
エンジンの重量はというと、1967年にデビューしたコスワースエンジンは161キロ、1980年代には155キロ位まで軽量化しました。
1989年にはV10で140キロ、V12で150キロとなり、2005年現在ではV10で100キロ弱にまで軽量化ができました。
F1にはマシンの最低重量というルールがあり、約600キロとなっています。これを下回る重量では当然失格となる為、エンジンの軽量化も含め、その他いろいろな軽量化により、実際には500キロほどでマシンを作ることができます。
現在は、600キロくらいなるまでバラスト(おもり)を積んで重量を調整しています。(どこに積むかで重心やバランスが違ってきて、当然サーキットの性質によっても異なるので、バラストは重要な役目になっています。)
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