F1の燃料
燃料に求められる大きな特性としては、発熱量が大きいこと、燃費の良さ、燃えやすさ、異常燃焼を抑えること、等が挙げられます。
1980年代のターボ時代では、加給圧を高めれば出力が得られた為、異常燃焼を抑える方に力を注いでいました。
具体的にはトルエンという物質を増やすことで対応していました。
1989年にターボが禁止され、NAのみとなると、エンジンが超高回転するための燃料の開発に明け暮れました。
エンジンメーカーと石油会社の共同開発が頻繁に行なわれ、添加剤の割合を増やした特殊燃料が開発され、実際にこの特殊燃料のおかげで、1990年代初頭では馬力が30〜40馬力は増えたようです。
あるメーカーでは開発費を含むと、1リッターあたり20,000円になるとか!ものすごく高価なガソリンですね。
FIAはこの開発競争に歯止めをかけるために、1992年のシーズン途中で、F1の燃料を市販品と同じものにするようにルールを変えてしまいました。
市販品と同じとはいえ、一般のガソリンスタンドのものとは細かい点では違ってきており、基本的な成分が同じという意味になります。
一般市場では無鉛化のガソリンが主流となり、F1でも環境面から考えてすべてメーカーが無鉛ガソリンとなっています。
レギュレーションでレース燃料をどのようにチェックするかというと、シーズンが始まる前に、各メーカーは使用する燃料のサンプルをFIAに提出します。
まずここで規定に合うかどうかをチェックします。シーズン中は、ランダムに抜き取り検査を行い、サンプルと合致するかどうか、専門家がチェックを行ないます。
当然、違った内容だった場合はペナルティとなり、レース後であればポイント剥奪等の厳しい裁定が下ります。
こんなことになったらドライバーはたまったものじゃありませんね!
www.f1-data.net
Copyright(C)F1-DATA.NET All Rights Reserved.