F1と、インディ(IRL)やチャンプカーとの違い

F1はよくアメリカのインディやチャンプカーと比べられますが、いったい何が違うのでしょうか?
まず明らかな違いは、マシンそのものの規則が違うことです。インディやCARTは、ある特定の会社が全チームへマシン本体を供給しています。よって、どこのチームもカラーリングこそ違いますが、デザインはほとんどいっしょになってきています。ところがF1の全チームは、チーム毎に自社でマシンのデザインを開発しています。決められたルールの中で、毎年各チームが必死になってデザインを考えています。
当然、F1のチームの方がお金がかかってしまいます。が、毎年各チームがどんなデザインででてくるんだろう?という楽しみが見ている側にはあります。
2004年のウィリアムズのフロントノーズのデザインは衝撃的でした。こういったことはF1独特の楽しみ方ですね。
インディやCARTには、そういった楽しみが薄いんですね。
但し、F1はお金がかかり、インディやCARTはお金がかからない(誤解を招かない様に言っておきますが、F1よりはかからないと言うだけで実際には結構かかります。)ということは、F1には新たに参戦しにくく、インディやチャンプカーには参戦しやすいという結果をもたらします。
インディやチャンプカーには、毎年たくさんのチームが参戦していますが、F1は現在のところ、11チームしかありません。インディやチャンプカーは、ほとんどがアメリカ国内で行われています。よって、スポンサーもほとんどがアメリカ企業です。
【アメリカ人がいっぱい観戦にくる⇒アメリカの企業がチームにスポンサーにくる⇒レースが盛り上がる⇒マスコミに取り上げられる⇒テレビ中継が増える⇒ファンが増える】というようにアメリカ国内で市場が出来上がっているんですね。
対して日本の例えばフォーミュラニッポンでは、【観戦者が増えない⇒スポンサーがつかない⇒テレビ中継がない⇒盛り上がらない】というように悪循環が起こっています。
まあ不況というのも関係ありますが、実際にはまだ日本ではモータースポーツが文化として根づいていないというが最大の欠点かもしれません。 
次にF1とインディ・チャンプカーの違いと言えば、コースの違いによるものが大きいです。インディやチャンプカーは、オーバルコース(楕円形の単純なコース)が多く、かなりの最高速が求められます。対してF1は、直線よりもコーナーが連続している複雑なデザインのサーキットが多くなっています。
ドライバーによっては、マシンの差が無く単純なコースが多いインディ・チャンプカーの方が向いている人もいますし、F1のように複雑なレイアウトが好きな人もいます。それからF1は自社でマシンを開発していますから、ドライバーには「開発能力」が大きい人の方が契約しやすくなっています。
F1はレースのスタートは、グリッドで止まった状態からスタートしますが、インディやチャンプカーではローリングスタートといって、コースを走りながらスタートします。そういった意味ではF1の方がスタート時における事故は多いですね。
F1はヨーロッパ・アジア・アメリカ大陸・オーストラリアで行われますが、インディやチャンプカーは、せいぜいアメリカ・日本・カナダといったところですから、世界的にみてもF1の方がファンが多いですね。しかし、インディやチャンプカーの方がマシンの差が少ないため、接近戦が多くなり、緊迫したバトルを楽しめるということで、F1よりも面白いという人もいます。   


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