エンジンのお金

エンジンについては、大きく分けて3種類があります。一つは、チームがドライバーと契約するのと同じように、エンジンメーカーにお金を払って契約するということです。年間で何十億もの契約料が必要になります。2つめは、チームとエンジンメーカーが無償で契約を結ぶということです。
最近は契約内容が表に出ることは少ないため、無償かどうかは判らないことが多く、現在は、そのような形態をとっているチームは無いといっていいかもしれません。例えば、仮に金銭面で無償であっても、指揮命令権があるとか、エンジン以外のメカニカルな部分にもエンジンメーカーが絡んでいるとか、そのような形態が多いのが実情です。単に強いエンジンを供給すれば勝てるという時代は終わってしまいましたから、このようにエンジンメーカーも、エンジン以外の開発や、エンジンとシャシーやギアとの組み合わせといったトータルの開発が重要になってきています。
また、エンジン自体の開発が2006年末をもって終了し、2010年までは開発が禁止されています。よって、エンジン自体にかける開発資金を他に回すことができます。
逆に、開発が凍結したことで、エンジニアの職場が失われたり、F1エンジンを専門に扱っているコスワースが撤退したりなど、影響も出ました。
3つめは、チーム=エンジンメーカーであるということです。フェラーリ、ルノー、トヨタ、ホンダ、BMWがこれに当たります。マクラーレンも、メルセデスがマクラーレンの株式をある程度所有していることから、同等と言えます。
「チーム=エンジンメーカー」のチームは、チームそのものが宣伝であるため、メーカー本社から多額の活動資金が投入されます。エンジンを買うよりはるかに楽ですね。但しエンジンチーム運営となると何十億から何百億ものお金がかかります。
さらに、チームそのものが宣伝であるため、良い結果を残さないと大変です。世界に良い印象を与え続けなくてはなりませんからね。




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