2004レギュレーション変更点

【エンジン】
今年から、1グランプリにつき、使えるエンジンは1基だけということになりました。金曜日から日曜日まで、1台につき1基しか使えないのです。もしエンジンがブッ壊れたらどうするのでしょう。
(イメージ)
実は、エンジンを交換した場合、スターティング・グリッドが10下げられてしまいます。土曜の予選前に壊れたら、予選で1位でも決勝は11位からスタートすることになります。ただ、土曜の予選後に壊れて載せ換えたら、最後尾になるようです。

【ラウンチコントロール】
2003年のイギリスGPより、トラクションコントロールとラウンチコントロールが禁止される予定でした。が、禁止にしたらしたで、コストもかかることから、見送りとなりました。現在のF1マシンは、トラクションコントロールやラウンチコントロールが初めから装備されていることを前提にして設計されています。よって、急に禁止にすると、すべての設定をし直さなければなりません。それで、結局2004年から禁止となりました。
簡単に補足すると、トラクションコントロールとは、最適なエンジンの動力をタイヤに伝えるシステムです。アクセル踏みすぎても空回りがしなくなります。
ラウンチコントロールとは、止まった状態から発進するまで最適な状態でクラッチをつなぐ役割をしています。
ホイルスピンのような現象を抑えることができます。でもこれは禁止になって、ドライバーの腕で発進するのはいいことだと思います。
ついでにフルオートマチックも2004年から禁止になりました。今まで加速についてはフルオートマチックでした。つまりヨーイドンから、ドライバーはアクセルを踏むだけ、という感じでした。これが禁止されます。
数年前まであった、セミオートマチックというギアボックスになると思われます。ハンドルの後ろで手動でギアを操作します。
2004年は、フルオートマチックギアボックスと、ラウンチコントロールのみ廃止となります。トラクションコントロールの廃止は、結局まだまだコストが生じるとして、2004年度は見送りとなりました。
実はこのトラクションコントロールの禁止にはもう一つ別の側面があって、マシンにトラクションコントロールが組み込まれているかどうかを第三者が見分けるのは非常に難しいのです。
よって、禁止にしてももしかしたらバレないように使うチームもあるわけで、禁止にするには、FIAが全チームに共通するパーツを義務づける等の代替案が必要になってくるかもしれません。

【タイヤ】
1人が使用できる本数はドライタイヤが前後20本ずつで合計40本、つまり1回で4つ使うので10セットになりました。ウェットタイヤは前後14本ずつで、合計28本つまり7セットです。金曜日に使えるドライタイヤは3セットまでで、余っても土曜に持ち越すことはできなくなりました。(ウェットはOK)

【ピットレーン速度】
ピットレーンの速度規制も変わり、予選と決勝は80km/hから100km/hになります。フリー走行などには60km/hのままとなります。

【ドライバーの交代】
シーズン中に1チームが使える決勝用ドライバーは最高で4人までとなりました。つまり金曜日用のにサード・カーに乗るドライバーは含まれないということになります。契約を途中で変えて別の人間を乗せられるのは2回まで可能ということになりますね。

エンジンカウルの面積拡大
エアインテーク(ヘルメット上部の空気取り入れ口)から33センチ後方から、100センチ後方まで高さ55センチを保ったままでなくてはならない。つまり横から見たら広告スペースが拡大したということになります。

【リヤウィングの翼端版変更
リヤウィングの翼端版が後方へ10センチ伸びました。




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