| レコードライン | ほぼ100%のマシンがこのレコードラインを駆け抜けていく。この皆が通った道筋を「レコードライン」と呼んでいる。 F1のタイヤはとても柔らかく、だんだんとタイヤのカスが地面に付着していく。レコードラインを皆が通ることで、このレコードラインはだんだんとタイヤのカスで黒くなっていく。実はこのカスは、とてもいい働きをしており、タイヤのフリップ力を高める効果がある。 皆が同じ道筋を通るので、地面のごみホコリもなくなってくる。 いろんな車がレコードラインを走った方が、ほこりもなくなるしタイヤカスもいっぱいある。ということは、路面温度が変わらないとすると、予選なんかでは最後の方に走った方が有利ということになる。 レコードラインは、グリップがいいので速く走れ、速いスピードで曲がることができる。タイヤの性能も、レコードラインのほうが長持ちする。ただ、レインタイヤの場合は、レコードラインを走るよりも、水がたまっているほうが長持ちする。雨が降って、路面が乾きはじめると、レコードラインはだんだん乾いていって、ほかの場所は濡れたまま、という状態になる。そうなるとレインタイヤは水がたまったところを走るように開発されているので、レコードラインよりも雨のある場所を走ったほうがいいので、レインタイヤからドライタイヤに戻すまでの数周は、ちょっとレコードラインを外して走ったりすることがある。 レコードラインは、ドライバーが走った跡なので、基本的にみんなが速く走ろうと努力するので、結局はみんな同じ場所を走ることになり、だんだんと黒い跡がついてくることになる。これがタイヤのカスとなる。 ハンガリーのようにあまり普段使われないサーキットは、ほこりがすごいので、レコードラインを外して走るとスリップしたりとにかく運転しづらいようである。レコードラインを走るのは、基本中の基本ということになる。 |
| レギュレーション・フィン | レギュレーション・フィンとは、コックピットのすぐ前方、ノーズの一番上のほうの真ん中にある小さな魚のひれのようなフィン1枚と、コクピット両サイドにある小さなフィンのことを指す。![]() 1996年にレギュレーションが改定され、ドライバーとその頭部保護の目的で、ヘルメットの収まる位置とドライバー横のクッションの高さが決められた。 このレギュレーションを満たしながら、いかに空気抵抗を減らすかを考案したのが、当時ウィリアムズに在籍していたエイドリアン・ニューウェイである。 コックピットの先端と、ドライバー後ろ上部のインダクションポッド(空気取り入れ口)を結ぶ線より、ヘルメットが数センチ下になければならないという規定があり、これを満たすためにコックピット先端にフィンをつけ、このフィンの高いところとインダクションポッドを線で結ぶと、規定を満たすようになる。 同様に、ドライバー横のクッション(防護壁)の高さも、ある程度の高さを保ちつつも、それ以上はフィンをつけることで高さをクリアした。 ![]() 当時のフェラーリを始めとするウィリアムズ以外のチームは、レギュレーションを素直に受け止めてマシンを作成したため、コックピット前方は三角に盛り上がり、コックピットの横は防護壁で盛り上がってものすごい空気抵抗があった。 以後、どのチームもこのウィリアムズを真似するようになり、今ではすべてのチームが真似をしている。 このレギュレーション・フィンは、レギュレーションを逃れるために作られたため、このように呼ばれるようになった。 |
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